漢方の健康感とは?
漢方が理想とするのは
心身ともに「バランスの良い状態」です。
漢方では、人間の心と体を1つのものとして捉え、全身のバランスを整えることで、健康へと導きます。
バランスが良いとは
体力も気力も共に充実した状態です。
体に不可欠な血液や水分、体力やエネルギー(漢方でいう「気」)が、過不足なく全身を隅々までめぐっている状態や、全身の臓器が正しく機能し、互いに補い合っている状態などを示します。
このように全身のバランスが整っていると、
自然治癒力=「生きる力」が高まるのです。
ところが、不規則な生活やストレス、食生活の乱れなどが続くと、このバランスが崩れてしまいます。
心身のバランスがくずれると
病気に抵抗する力「正気」がが低下し、体に悪さをする「邪気」が入り込んで風邪をひきやすくなります。
このように、様々な不調や病気の発症につながります。
乱れがちな全身のバランスを、生活養生や漢方薬などで正常に整えていくのが漢方の考え方です。
漢方は「バランスの医学」
漢方で使う「生薬」の組み合わせは、足りないものは補い、過剰なものは減らし、滞っているものは巡りを良くしていきます。
まずは自然のリズムに沿った生活が大切
漢方薬などの効果を十分に発揮させるためには
「生活習慣」が大切です。
朝、日の光を浴びて目覚め、日中は体を動かす活動を行い、夜はきちんと休む生活という「リズム」です。
体質に合わせた養生がポイント
例えば冷えやすい、疲れやすい、お腹を壊しやすいなど、その人にはそれぞれ異なる弱点があるものです。
そうした弱点を見極め、補うことで、全身のバランスを整えていくのが「自然薬(漢方)」です
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